特急「かもめ」のナハ・ナハフ   車体塗色ぶどう2号のぶどう1号化 (2022.9.11new

我が「昭和30年代前半山陽線の客車列車」の60数両の客車は、2008年から2010年にかけて、ぶどう1号化が完了していました。しかし特急「かもめ」編成中、ナハとナハフの3両のみ、車体塗色ぶどう2号のままでした。
ナハとナハフが連結された昭和32年には、完全にぶどう1号だったはずです。2002年にHPを立ち上げた時点で、完成していた車両ですが、なぜか手が付かなくて・・・、その内、ぶどう1号化の勢いが止まってしまいました。ここで「ケジメをつけよう」と昨年10月、奮起しました。 
ここで横着をして、ぶどう2号の上に1号を上塗りする方針で進めました。これまでも上塗りの実績はありました。
屋根部をマスキングし、ぶどう1号をスプレー。しかし結果は無残。表面がざらつき、ブツブツだらけになりました。
仕方なく、シンナー風呂にドボン。
再挑戦となります。 
プライマーが綺麗に落ちなくて苦労しました。
洗浄作業は念入りに! 
しかし、もう秋。ちょっと気温が低いかなとも思いましたが、ここを逃すと来年になる、との思いから、塗装作業を決行しました。 
た、やられたーっ!!
もっとブツブツだらけになりました。おかしい!なんでこうなるの?他の色と違って「ぶどう1号」は難しいの?でもあんなに60数両も塗り直したじゃない!またまたシンナー風呂にドボン。情けなくなります。プライマーの剥離作業は大変なんですよ。
この状態で越年。 
2022年、今年になっても何か気後れしてホッタラカシにしていましたが、先日、マハ29の塗装の時も実は挑戦しました。
ノーシルノーヘッダーの軽量客車でツルンとした肌にするためについ塗りが過剰になった感じでした。
マハ29は良しとしましたが、ナハ・ナハフはちょっと気に入らず、3度目のシンナー風呂。


10
月以降は、ちょっとバタバタと時間が取れそうもなく、今のタイミングで再々々挑戦。
一応塗り終えました。
今回はまずまずですが、この後、仕上げ中にちょこちょこ剥離します。プライマーが足らないということでしょう。
車体裾の0.5cmx1cmのハゲちょびれを修正。連鎖で次々に剥げていくのを極力注意し、#1000の耐水ペーパーで段差を修正し、全体にぶどう1号を吹き付けました。 
写真の上の車両は、やはり0.5cmx1cmのハゲちょびれを修正。これはまた別の機会に。 
プラ座席もプラ用青22号で。 
屋根にはシルバーを吹きました。
しかしもう塗装作業はしたくありません。完成まで戦々恐々としながら窓ガラスの取り付けやインレタ貼りをしていきました。タッチアップもしながら最後は、いつものいい加減ポリシーに従って、これで良しとします。

3、4枚上の写真に写っているオハフ30とともに、生涯最後のぶどう1号塗装にする積りです。オハフはまた別の機会に。    
床下は2002年以前の製作時のまま。 
窓ガラス装着、インレタ完了後に、またまたハゲ発生。ここは濃い目のぶどう1号を筆で塗り、ハゲの連鎖に注意しながら滑らかに平面を仕上げました。そしてマスキングはせず遮蔽板をあてがいながら塗装していきました。何とかセーフです。
テールライト点灯し、一応完成、と思いきや、テールライトの反射板もまだでした。
それも含め、このあと天賞堂のLED室内灯を取り付けて完成とします。 

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