キハ91系     2004年カツミ製キット    (2018.1.1)(2020.5.162020.5.19)(2020.5.26)(2020.5.31)(2020.6.7)(2020.6.18)(2020.6.22)(2020.6.30)(2020.7.12)(2022.1.8

(2018.1.1)
キット購入から13年も経過しました。スタジオフィール製のキットは、それ以前にありましたね。とても組み立てられそうになく、悩んでいましたが、キハ91に対する強い所有欲は大いにあり、何とかしたいと思っていたところ、カツミから完成品とキットが発売されました。完成品で少々の編成に仕上げようとすると大散財になるので、最小限の 出費で抑えようとしたのが、このキット購入です。私には、よくある話ですが、やはりというか、当然の帰結か、パーツの多さに気後れし、そのまま箱のふたをし棚の奥で眠っておりました。
しかし何とか前に進めたいという気持ちからこの度の着手に至りました。 
キットの手すりは、つついているうちに、ふにゃふにゃになり、真鍮線でやり替えています。
ロストワックスの前頭部は、印象把握も抜群です。パーツの取り付けなど位置決めも楽ですね。 
下廻りだけはキット購入から僅かで仕上がっていました。 
(左)キハ91 9、(右)キハ91 1 
(左)キハ91 8冷房車、(右)キハ91量産型車 
キハ91 1 モーター車 
キハ91 8冷房車 
キハ91量産型車モーター車  
キサロ90 
キハ91 9  
 
左のキハ91 8には、角形のクーラーが。 
キハ91 1のステンレス製客室扉は、塗装後取り付けることに。  
乗務員扉の手すりも塗装後です。  
完成までは、まだ先が長いようです。 

2020.5.16

このキットを購入したのは2004.11です。それから13年経過し、ある程度の形になり、前回2018.1.1に塗装前状態でUPいたしました。それから再び、そのままストップし、実は昨年2019.5に塗装を開始したのですが、ガンのノズルの不調でさらにストップ。昨年末、中古のガン一揃えを購入し、塗装に適する季節を待っていました。そして4月後半からゴールデンウィークにかけてUPしたように電車4両と井笠3両の塗装を済ませたところです。
また前回2018.1.1UP後に、キハ91量産型キット1両を入手し組み立て、計6両になり塗装待ち状態の写真が左の写真です。

何やら後ろの方へタキ9600も見えてますね。2019年に完成車があったんだ!!こちらはまた別途UPしたいと思いますが、いろいろこちょこちょと模型ライフを進めています。

 

赤の塗装を済ませたところの写真が左写真です。

1両1両、塗装の具合を見ながらすべきところが、つい疎かになります。6両一度に進めていきますと、もうちょと、もうちょっと、と思ってるうちに何故か吹きすぎて膜厚がぼってりとなり台無しになってしまいます。そして後の祭り、取り返しがつかなくなりシンナー風呂へ、となるんです。

 
車体以外は一応私の尺度では許容範囲なので、これで済んでいる状態です。ただし、塗装忘れのパーツが数点は必ずあると思いますが・・・しかし1年もこの状態って・・・? 
そして左写真が現在の状態。6両同時にはちと荷が重いので、今回は2〜3両ずつ心を込めて作業していきたいと思います。 
2020.5.19

キハ91-1、キハ91-9、キサロの3両にプライマーを吹きつけました。3両完成を目指して塗装開始です。

今頃するか?ということをここで。
下の写真4枚
塗装順、要はクリーム4号が先か?赤1号が先か?
写真で見ると良く分かりませんが、下地を隠す力=隠ぺい力の問題。
隠ぺい力の弱い順に塗ることが順当ということです。
いろんな資料を見ると
白=黄<赤<クリーム<オレンジ<青<グレー=緑=茶<銀<黒
やはり赤が先で、クリームが後ですね。各写真上の方
クリームが先だと赤が濃くなりません。
勿論塗り重ねていくと順番を変えても色合いは変わらなくなるんでしょうが、塗膜がどれだけ厚くなるかやってみないと分かりません。
 
マスキングに時間が掛かり、キサロのみの塗装となりました。時間が掛かる割りには仕上がりが?情けなくなります。
キハの方は時間切れギブアップ。
仕上げを考えると、まだまだ当分時間が掛かりそうです。 
キサロ90

2020.5.26new

先週UPした上のキサロ90の写真を見て、びっくり!
有るべきものがありません。グリーン車の帯がありません。何とか1両だけでも塗装を終わらせたくて、ちょっと焦ってましたね。・・・ガックリです。

土曜日はその後処理から始めます。グリーン車の帯の塗料も都合よく持っていません。しかしこれはこれで都合良く、TMSの最新号6月号に「国鉄車両関係色見本帳」が載っています。淡緑6号なので、青大将の淡緑5号より薄いんですね。緑と白を適当に混ぜていきましたが、マスキングし、吹き上がってマスキングを外すと、何と薄すぎました。でも許容範囲の大きな私の事、OKとしました。

写真の下のキロ28と比較してみてください。説明書によるとキサロは帯の幅1.9mm、結果は2.0mm。キロ28は実測1.8mm〜1.9mm。

 
ついでに屋根の色が嫌だったので、これも91系用に新たに作り、マスキングして塗り直しました。なんか、堂々巡りで同じような事ばっかりやってますね。

さて、時間は刻々と過ぎていきます。

先週、ちらっと見えている窓廻りと裾のマスキングをした状態だったキハ91-1の先を進めようとしましたが、赤1号まで吹いていた試作型2両は何か赤の塗膜が薄すぎるように思います。試しに量産型3両の赤1号をしっかりと塗装してみようと思います。結果良く出来ました。なので、マスキングを全部剥がしてこの試作型2両、赤1号の追加塗装を施しました。

ちなみに上のキサロは、やはり塗膜が頼り無かったので、屋根をマスキングし側面だけをクリアラッカーで一吹きしています。

  
キハ91-1のマスキングに約2時間、この日もこの1両が限度か?塗装の終了まで、1日当たり1両です。翌日は何とか2両を済ませたいと思います。

色を塗ったら塗ったで、いろいろとパーツを付けてみたいのが人情。屋上の放熱器やベンチレター類など。シートの組立や窓ガラスとサッシの貼り付けなどまでしましたが、他にまだまだ多くのパーツが箱の中に残っています。Hゴムの色差しもあります。今、キット組み立ての最中ですから言いたくありませんが、下手くそな仕上がり具合やこの膨大な手間を考えると、やっぱり断然完成品のものですね。完成品だと大散財になると言ってましたが、いざ始めから完成品となると、多分購入していないと思います。この辺のバランスが難しいところ。  
日曜日は朝からキハ91-9とキハ91量産型1両の計2両のマスキングです。6時に起きて何やかやと用事を済ませ、8時頃から作業し、昼には終わると思っていたマスキングは1時頃までかかり、肩は凝るわ、腰は痛いわ、目は霞むわ、大変です。 

左写真は試作型2両。前日のキハ91‐1(左)と次の日のキハ91‐9(右)
今日までのところの塗装終了分。

今後、梅雨も気になりますし、だんだんと湿度も高くなってきそうなので、今度の週末には残る量産型2両、マスキングのことを考えると精神的にもきついものがありますが、塗装までは何とか頑張って済ませたいですね。(使命感、いや悲壮感?)

しかしその先、仕上げまで考えると、ぞっとするくらい作業が有りそうですが・・・

また気分転換に他のものに手を出す危険性もありますね。

 
2020.5.31

やはり気が重かった通り、残り2両、これだけのマスキングに5時間かかりました。
しかし、同じことを繰り返していると、だんだん上手にはなっているような気がします。 

下左写真は、クリーム4号を吹いたところ。
下右写真は、屋根の塗装のためにマスキングをしたところ。 
 
マスキングを剥がして。
なかなか良いじゃないですか?今回は上出来。 
赤1号塗装部のクリーム4号塗装手すりは別途取り付けるようにしていましたが、右写真撮影後、取付ました。
今日は朝から雨。晴れの昨日中に6両の塗装が終了して良かった。やっとでしたねえ。
窓も何もついていない状態ですが、試運転。
快調快調!! 

しかし、これから仕上げに移りますが、ここからまた大変そう! 

昭和42年10月に「しなの」でデビュー。「しなの」の181系特急の格上げで、昭和43年10月から「きそ」。中央西線電化で、昭和48年10月から「のりくら」で、昭和51年9月3日まで活躍。模型はこの「のりくら」のイメージなんですが、実際に見たのは名古屋駅で数度だけ。当時この91系にはあまり興味が無かったもので、キハ91‐1と91‐9がどちらに向いていたのか不明です。いろんなHP上の実物写真を見ても同じ方向のような気もしますし。KATOのNゲージで「きそ」8両セットにはキハ91‐1は含まれていません。ほとんど編成に組まれてなかったのでしょうか?「のりくら」運行時は、既に外されていた?どなたかご教示をいただけると幸いです。

写真は模型的に<キハ91‐9<キハ91量産型M<キハ91‐8・キハ91‐1M>キサロ90・キハ91量産型>と繋げています。
  2020.6.7

今週はあまり進みませんでした。
窓サッシと写真のシートの作成のみです。
今まで全然知りませんでしたが 、カツミのシートも凝った作りをしてるんですね。
グリーン車用のシートは頭部シートカバーは、はめ込みなんですね。シート部を赤で塗装し、枕カバー部を取り付けました。(下写真左右)
   
2020.6.18) 
Hゴムなどカラス口で仕上げ、側面や扉類の窓ガラスは貼り終えましたが、正面のパノラミックウィンドウの窓ガラス無しの状態が続いています。 

蒸機、DL、旧国、DC、旧客など、振り返ればこれまでキットを組み立てた総数は140150両くらいだと思いますが、いずれも窓は平面のものばかりです。パノラミックウィンドウの車両は、完成品は所持していますが、キット製作はこの度が初めての挑戦と相なりました。過去「TMS」や「とれいん」でその製作技法の記事を何度か読んだことはありますが、実際手を付けてみて今更ながら「いやーっ!難しいねぇ、参ったな」と手こずりました。

このキットに入っている窓セルは上下の幅が窓幅ぎりぎりで狭く、車体に嵌めようとした時に上手く保持できず、早々に諦めて、もう少し幅の広いものをと思い、塩ビ板を試しまいた。塩ビ製の窓セルを折り曲げ、白濁したらドライヤーを当てて白濁を消す、そして回り込んだ余分の部分をカットする。文字ではこれだけのことを延々何回繰り返したことか。窓セルの長手方向に対し90度に曲がらず斜めに曲がる。良い具合に曲がったと思えば、もうちょっと、もうちょっととカットしていって短かくなってしまう。ドライヤーを当てると全体的にふにゃっとなる。泣きたくなりますね。
インターネットで「パノラミックウィンドウの曲げ方 鉄道模型」と打って検索、巡り巡ってたどり着いたのが、エンドウの透明ガラス(キャブロイド)です。透明性に優れ、保護シート付、急角度で曲げても筋が残らない、ということで、今注文していて入荷待ちですが、さて週末の工作では、どんなことになることでしょうか・・・?
2020.6.22) 
上の写真は先日述べたエンドウの透明ガラス(キャブロイド)です。 
上左の写真を見ると分かりますが、曲げの馴染みもよく両面とも保護シールが貼ってあります。
この写真は、セルの長さを検討するため、車体には透明ガラス(キャブロイド)の保護シールを付けたまま嵌めてみているところです。
まあ、口では簡単そうにそう言いますが、中々その長さを合わせるのがまた一苦労でした。でも曲げた感じはバッチリです。

上左の写真に写っている量だけで5両分が間に合うはずですが、実際はこの4倍は制作したと思います。しかし、上写真の製品は290x215の寸法があり、思い切り使っても無くなりません。
左写真は量産型3両ですが、パノラミックウィンドウガラスのほか、ヘッドライトケース、ヘッドライトレンズ、テールライトレンズ、ワイパーを取り付けました。
レンズ類は、木工ボンドを水で溶いた液を滲み込ませて接着しています。表面の余分な水分は、ティッシュでさっと拭くだけです。
こちらは試作型の2両です。
左:キハ91 1、右:キハ91 9です。
上の量産型もそうですが、キットのままでは運転台パーツが窓の半分以上の高さになり、運転手の視界が遮られますので、1.5tスペーサーを入れて位置を低くしています。 
前面表示幕の「急行」の文字をどうするか、KATOのキハ58用では小さすぎます。
あと、ライト類の配線とその処理方法で、また頭を悩ませそうです。 
2020.6.30

キットとは別売のカツミのFLパネルライトユニットCを購入し、灯火類1式の準備をしました。
ライトユニットをキハ91 1に装着したところ。キットの説明ではキハ911を動力機構を装備し、 キハ919はトレーラー仕様でしたが、当方では逆にしました。
キハ91 9に装着したところ。赤1号の塗装を先にしたこともあり、車内も赤1号です。リード線は黒色ですが、赤色のテープで止めました。
昭和48年10月、「のりくら」の運用が開始された時(富山行)と、昭和51年9月の最終運用の時(高山行)とは、編成が逆のようです。最終運用での編成号車番号で紹介します。1号車が、名古屋発で岐阜方向です。たしか岐阜で運行方向が変わるんですよね。
@キハ919。キハ90 1は当初出力300PSであったが、のちに他のキハ91と出力を合わせ500PSとしキハ91 9と改番している。模型ではモーター装着車。 
キハ91 9 上写真の反対側。 
Aキサロ90 2グリーン車。
Bキハ91 8。 91系普通車唯一の冷房装備車。
キハ91 8
C試作車キハ91 1  
キハ91 1 上写真の反対側。 
Dキハ91 5 量産車。
Eキハ91 4 量産車。模型ではモーター装着車。 
名古屋方の量産型2両。 
岐阜方2両、前面に貫通幌装備。
組立開始から3年。今年5月中旬の再塗装開始からは、ほぼ毎週土日の2日を費やして1カ月半。長かったですねえ。疲れましたねえ。しかし、今のこの巣ごもり状態が無ければ到底完成していないでしょうね。(来月からは一応ゴルフは解禁としたいと思っているところですが・・・)
前面表示幕の「急行」は未装備ですが、灯火類も万全に、快適な走行をしてくれています。

何はともあれ、取り敢えず「キハ91系のりくら6連」完成でーす!! 
  2020.7.12
前面表示幕に「急行」を装着しました。何段階も大きさを変えてコピーを繰り返し、この辺かなというところで、カラーコピーしました。いろいろ色も替えてみましたが、コピー機がもう一つであまり差が出来ず、本来ならオレンジ色に近いはずなのですが、赤に近い文字色です。でもまあ、OKとします。 
 
クリアーの窓ガラス材に上記コピー貼りつけただけで、室内側はそれ以上何も付け加えていません。 そうするとパネルライトの明かりが前面表示幕を照らしてくれて、表示幕用に別途ライトをつける必要がありませんでした。

ヘッドライトを点灯し、出発を待つ。




こちらはテールライトを点灯。 



2022.1.8動画をUPしました。


エンド―のキハ26、KATOの58系や82系と並んで記念撮影。

左のキハ82は初期車のクーラー2個タイプに。58系は非冷房化。

夜の操車場に帰ってきたところ、といった雰囲気で。

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