マハ29 11   3軸ボギー台車をはき自重40トンを超える国鉄史上最大最強の格下車 (2022.2.23) (2022.7.23new

(2022.2.23)
2011.9.3
にUPした「普通列車その1」で述べていました「所属配置は名ナコを中心にした編成に、大キトのマハ47の附属車両を加えた編成」の「マハ47」を目指します。
模型は、それ以前に購入していて10数年経過後にやっと着手というニワ製の「マロネフ37」キット組立です。
時代感覚がわからず「マハ47」と述べていましたが、我が「昭和30年代前半山陽線の客車列車」の時代は、「マハ29」です。
そもそもこの車両、1928年(昭和3年)製の「マロネ37」「マロネフ37」が1944年(昭和19年)に「マハ47」へ改造され、1950年(昭和25年)進駐軍用寝台車「マハネ37」に改造、返還後1956年(昭和31年)に「マハ29」へ再改造され、京都を中心に、長距離普通列車に付属編成の形で使われていたようです。  
1928年(昭和3年)製の車両は、1929年(昭和4年)製以降の車両に比べ、客室窓の上下寸法(ヘッダーとシルの間隔)がオハ31系の17m級車両と同様に低く(狭く)、また、1933年(昭和8年)製以降はシングルルーフになります。
ちなみに写真左の車両は、我が鉄道の急行「筑紫」の「マロネ48」。やはり窓の上下寸法が狭いタイプです。
この「マハ29 11」はマロネフ改造車で、旧車掌室と反対側の妻面(左写真妻面)に梯子が付きますが、現状、ホロ枠とともにパーツ在庫切れで未取り付けです。塗装シーズンまでには、取り付けたいと思っています。
ところで、この妻面梯子ですが、過去の写真をいろいろ見ても取付位置の法則がよく分かりません。2等・荷物車等の合造車は荷物室側(2位側)で、2等緩急車では、シングルルーフの車両は車掌室側(2位側)です。しかし、 ダブルルーフの2等緩急車は1位側にあるのをよく見ます。取り敢えずこの模型では写真で見たマロネフ時代の1位側(写真左側)に取付予定です。 
マロネフ時代は、これが公式側(左が1位)。 
マハ時代は、これが公式側(左が1位)。
取り敢えず床下は、説明書通りに機器配置しました。 
車体分割。ニワのキットの構成は大きく4分割。写真では3ピースですが、写真下の床板がまだ更に2ピースに分かれます。 

私の所有の客車キット最後のキット組立です。技術が技術ですので別に集大成という訳ではありません。例によっていい加減なところで手を打つと思います。春には塗装完了とともに座席・室内灯を設置し、目出度く完成としたいところです。
(2022.7.23new
床下も塗装終了。ごくあっさり目の仕上がりです。
 座席はカツミのプラスティック製シートに空色を塗装。上床板止めの位置のシートは、背もたれ部はそのままで、座席部は幅を縮めて上床板止めとの当たりを避けています。
室内灯は他の旧客と同様、天賞堂のLED室内灯ユニットAs電球色を使用しています。
妻面梯子は、安達の上下R付S557客車用妻ハシゴキットを組み立て、マロネフ時代の1位側に取り付けました。
ホロ枠は有り合わせのプラスティック製が見つかりましたので、艶消し黒を吹いて取り付けました。
ところでこのニワのキット、テールライト穴がありません。不思議ですね。今更、深堀はしませんが・・・。 
屋根とベンチレータは塗装色を変えています。 
明かりとチラチラ座席が見えるくらいで良しとします。 
大キト マハ29 11 完成です。

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