デハ1400          (2020.3.15)(2020.3.22)(2020.4.12)(2020.4.18)(2020.4.19)(2020.4.23)(2020.4.27)(2020.4.30)(2020.5.4)

(2020.3.15)
 今は無きフクシマ模型の小田急デハ1400キットです。私の所有キットで唯一手つかずだった車両ですが、この度取り掛かりました。
 製造年は不明ですが、購入は2002年8月です。私のHP開設が2002年7月で、当時すでに私の心象鉄道「吉備路電気鉄道」では、一畑デハニ50やデハ20、岳南モハ1100を未塗装完成でUPしていた頃です。 それらの車両とともに我が鉄道仕様の塗装をするべく、やっと手を付けます。
 この車両の実物は、小田急のご存じHB車と呼ばれ、昭和30年代まで大勢力を誇ったデハ1400系です。その後、弘南鉄道、越後交通、岳南鉄道、新潟交通に譲渡されたようです。私の方は、実物HPで越後交通長岡線の両運転台に改造され、単行でも運用された01とか02(正式名称は分かりません)が雰囲気良く、これを再現しようと購入していましたが、現状強い意気込みもなく、眼も厳しく製作も危ぶまれますので、あっさりキットのままで製作を進めます。
  しかしまあ、クハとのセットではなく、単独で片割れだけよく売って頂いたものだなあと今更ながら思います。フクシマ模型の「三菱S-514パンタグラフ」は買い置きしておらず、もはや市場に無く、どうしようかと思っていましたが、いろいろUPされている写真を見ると、越後交通の1400は何れもPS-13に変更されている様ですので、一応これの取付寸法14x16で進めます。 
 床下器具も別売で専用のものでした。
 台車はボールドウィン系でKS33LかKS30Lにしようと思いましたが、結局モデルの方は、だるまや製の「住友KS30L」としました。しかし調べてみると、同じKS33LにしてもKS30Lにしても形態がびっくりするほど沢山あることは驚きです。
 天賞堂‐花園のWB26Bスポーク車輪のパワトラを履いています。
 
(2020.3.22)
 雨樋、ウィンドシル貼りつけ。妻面の雨樋はロストワックス製で、縦樋が嵌ります。
  (2020.4.12) 
 ウィンドヘッダー貼りつけ。運転席側。
 久しぶりにシル・ヘッダーのハンダ付けをしました。
   連結面側。 
 こちらに乗務員ドアを新設して両運転台車にする積もりでしたが、あっさり降参。
   1997年に購入し当HP開設時から未塗装完成状態であった吉備路電気鉄道の車両、一畑電鉄デハニ50(左)とデハ20(右)。 
1996年発売の乗工社製キット、1997年購入、2002年写真の状態まで組立、以降18年間まったくそのまま。
デハ1400と同様に、縦樋と並ぶパンタからのパイピングを施したいと思っています。
 (2020.4.18) 
三菱S-514パンタグラフの取付寸法は 17.5x19
PS-13は 14x16
穴を埋めて、14x16にタップを切らなくてはいけません。

ちなみにデハニ50(写真左)
PS-11の取付寸法は 14x19
パンタ両脇のランボードの取り付け位置がこんなに違います。
  上の写真を見て愕然!!
デハニ50の前頭部端部屋根の取り付け部分がガタガタです。18年前の技術はこんなものでした。(まあ、今もそう大して変わらないのですが…)
どうしようかと迷いましたが、やり直すことにしました。縦樋と並ぶパンタからのパイピングを施せば未塗装完成と思っていましたが。左の写真のようにデハ20も一緒です。

しかしこうやって写真をUPしようとして写真を見ると、よく粗が見えますね。

(下左、2列下左)ヘッドライト受け、お椀型ベンチレーター、屋根配管など、外しました。
(下右、2列下右)ハンダを盛り上げ、ペーパー掛けなど
 
やっと当初の計画に戻りました。 
縦樋と並ぶパンタからのパイピングを施しました。
縦雨樋は0.5Φ、縦樋と並ぶパンタからの2本のパイピングは0.25Φ真鍮線です。
 一応、未塗装完成となった。・・・かな???
下廻りの塗装は、何時したか覚えていません。何かのついでの時でしょう。
デハニ50とデハ20 それぞれにパワトラを装備していましたが、2両連結した時にギクシャクすることもあり、2両での運用を前提とするということで、片方にまとめました。+−それぞれ繋いで4軸集電になります。


本日はデハニ50とデハ20で、デハ1400のページを占領しました。
 
 (2020.4.19) 
日本車両兜W準タイプ 岳南モハ1100 天賞堂1997年製(初回製造は1980年) 
「地鉄電車慕情」に刺激され、一畑電鉄デハニ50(左)とデハ20(右)を組み立てた後に購入。同様に当HP開設時から未塗装完成状態であった吉備路電気鉄道の車両。

こちらも未塗装完成状態をチェックします。
この下廻りの塗装も、何時したか覚えていません。
案の定、連結面床下のエアホースが1つ外れて紛失しています。パーツを探してハンダ付け。

車体のハンダ付けの方は、デハニ50、デハ20ほどひどくはありませんが、最低限処理はしておかないと、といったところです。
   (2020.4.23)
左写真は、(2020.4.18)の最初の写真の続きです。
三菱S-514パンタグラフの取付寸法 17.5x19の穴を塞ぐところです。 
1.5Φの穴埋め用ブッシュなど、そうそう都合良く持っていません。1.5Φの穴部にM 2のタップを切り(左写真)、ジャンクボックスに放り込まれている不要のM 2の真鍮ビスを裏からねじ込み(下一番左写真)屋根上に飛び出した部分(下左から2番目写真)をカットして(下写真)
   
  平滑に仕上げました。  
縦雨樋は0.5Φ、パンタからの2本のパイピングは0.3Φ真鍮線で、縦樋の内側に並べています。 
またパンタ取付け用に14x16のピッチでM1.2のタップを切っています。
 
  (2020.4.27)
昨日の日曜日は、朝早く起きて8時前から塗装の準備。
ハンダのキサゲ残し、ハンダの外れなど、車体の最終(?)チェック。洗浄、乾燥をして準備OK。
かまぼこ板に両面テープを張り、小物パーツを並べます。
これまでの人生の経験値から、4両の塗装に、10時頃から始めて夕方終わるかどうかというところです。もっともそれも何事もなく極めてスムーズに進んでの話。大抵、アクシデントがありますので、思い通りになることはまず有りませんでしたが・・・
 
  キャンプ用の折り畳みテーブルに、汚れ防止のため古新聞を重ねて張りマスキングしています。
テーブル上は車体塗装用に板の上に足を立てた台です。ちょっとボロボロになっています。 

塗装は今までずっと家の外でしています。

天気予報は晴れで、気温23度の予想。
ところが風が一向に治まらず、太陽も出てきません。従って、10時頃には早々に中止の決定の判断。
案の定、昨日は一日中、大風が吹きまくりました。
残念!!
  (2020.4.30)
 昨日の昭和の日は、満を持して、今日こそはと塗装の準備。天気予報は晴れで、最高気温23度の予想。風はそよ風程度、太陽もしっかり顔を出しています。10時頃には、気温も17〜18℃くらいまで上がり、いよいよプライマー作業からスタートです。車体、床下(デハ1400以外は、床下は済んでいるので床上面だけ)、小物パーツなど、たっぷりスプレーしました。
次に色付けですが、久々の塗装なので調子を見るため、デハ1400の床下の黒から始めました。そして車体はマッハNo.92西武のディープラズベリーです。20〜30年前のものだからかどうか、よくかき混ぜても何故か色が違うような気がするのですが、これいいじゃない、と続けました。途中フラットベースを混ぜて艶を抑え、4両の1色目を終えました。ここまででお昼、順調です(と思ったのですが・・・)。
昼食後、2色目塗装のためにマスキング作業に入ります。デハ1400から取り掛かりますが、塗り分け線の中途半端な位置に縦樋の受や乗務員扉の手すりがあり、マスキングテープを1mm以下の幅に刻み、それを貼り付けていき、1時間半もかかりました。こりゃいけません。あと3両のマスキングをしてたらその日中には終わりません。急遽デハ1400のみ2色目、マッハNo.15クリーム4号を吹き付けました。 
塗り終わってマスキングテープをはがす時が一番ドキドキします。ヤッターいい感じ!と、思いきや、やはり下手でした。色がにじむようにはみ出した箇所が数か所。修正はしましたが、なかなか上手くはいきません。
 
そして、屋根の塗装のためのマスキング。床上面と小物パーツのベンチレータなどをライトグレーで、デハ1400の屋根をディープグレーで、台車など最初の黒塗装の塗り残しと、PS-13の手持ちが無かったので同じ取付寸法のシルバー塗装のPT42パンタを黒で、スプレーガンを洗わず続けて一気に塗っていきました。そこそこ疲れました。 
夕方になったことだし塗装作業終了。やはり(先日の予測通り)4両は無理でした。夕食後、ベンチレータや窓を貼り付け、PT42パンタを載せてみました。ここまでのところの写真です。  
いろいろ不満もありますが、またまたいい加減な性格が幸いし、これで良し、としました。

あと3両、もう少し!頑張ります。
  (2020.5.4) 
またまたマスキングに思った以上に時間を費やしてしまいました。朝6時に起きて3両のマスキングが終わったのがお昼でした。情けなくなりました。本当はさっさと終わらせて午後は別のことをしたいと思っていたのですが、屋根までの塗装が終了したのは午後6時過ぎ。ハイまた1日過ぎてしまいました。
デハニ50
デハ20 
屋根にフラットベースが入りすぎ、デハ1400の屋根とは色調が変わってしまいました。
2連を想定していますので、先日述べたようにデハニの方にパワトラをまとめています。
 
岳南鉄道モハ1100
ウィンドヘッダーやウィンドシルが無い分、位置が決まらず、マスキングは思いの外、時間が掛かりました。
窓のHゴムを黒色塗装するとグンと引き締まるとは思い、アクリル絵の具で何度かトライしましたがまたまた上手く行きません。これだけの数でも量産するのにはちょっと厳しいかなと諦めました。また、車体に嵌め込むだけと思っていたものの、これがまた一筋縄では行かないんですよね。
パンタは、グレー塗装のPT42です。
デハ1400+モハ1100のデコボコ編成    
同じく。 
右は越後交通のデハ1400+クハ1450。横向き碍子で垂涎ものの「三菱S-514パンタグラフ」装備車です。 
今回ほぼ完成の4両。ライト類は装備していません。中々すんなりとは行きませんでした。
こうやって並んだ写真を見るとクリーム4号が、えらく白っぽく見えます。赤はそもそも写真では中々うまく表せないんですが・・・。4月30日にUPしたデハ1400の写真の色の方が現実の模型の色に近いと思います。そう言えばデハ1400のHゴムに色差ししてませんね。やり残していることが次々と出て来そうです。
さて、ナンバリングはどうしましょうか?ああでもないこうでもないと考えながら楽しんでいきます。 


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