急行「阿蘇」  (2011.9.3)(2012.11.4追加)(2013.1.1追加)

子供のころ見た電車台枠を再利用した戦災復旧の2両のマニ、電車のような上下に幅広の窓、ともかく客車の窓とは違った異様な雰囲気の車両を連結した列車の印象が強烈で、何時かは模型で、と言う思いをここに込めました。「阿蘇」はマニとマユのセットのはずですが、自分本位で「阿蘇」の名前を使います。31レ・32レ熊クマ車両を中心にした編成です。2010.10塗色変更。2011.9.3完成。 ・・・と言いつつ、5号車が欠番になっています。一応、マシを考えているのですが、3両目にマロネを入れるか、はたまた、マロネとマシの両方を入れて、スハを抜くかもしれません。この度は、2両の電車台枠再利用戦災復旧マニ完成記念で、列車としては未完の、フライングのUPです。(2011.9.3) 

マイ・ノスタルジック・トレイン急行「阿 蘇」   (2012.11.4追加)

昭和38年、私が小学校4年生の夏休みことです。当時、名古屋に親戚があり、夏休みに1週間ほど遊びに行くことになったのです。「1人で行く」と言う私に対し、「1人では行かせられない」ということで、父が連れて行ってくれたのでした。

福山から名古屋、夜行で、4人掛の2等級制になった以降の2等座席車(現普通車)、それが急行「阿蘇」の旅でした。昭和36年の改正でそれまでの東京−熊本間が名古屋−熊本間になったのですが、C1等寝台車、1等座席車、2等寝台車、食堂車はまだ連結されていました。

その列車に乗り込んで、座席で1晩を過ごした記憶は全くないのですが(多分、真夜中に寝むったままの状態で乗せられた?)、朝起きてからのことが「懐かしの場面」なのです。

鉄道好きの少年が、ちょっと興味深い食堂車の存在を知っていて、厄介な注文をつけ、駅弁を買おうとする父に食堂車での朝食をネダったのだと思います。その時の食堂車の形式ですが、つい最近まで、「マシ29」だとばかり思っていましたが、複数の方の編成記録を見ると「マシ49」のようですね。とにかく旧型の古めかしい車両でした。

トーストにハムエッグはともかく、他の客の注文した白いテーブルクロス上の鮮やかな赤い色の飲み物。それに強烈に惹かれたのでした。本当に美味しそうで、魅惑的で、すぐにでも飲んでみたい欲求に駆られました。「あれが欲しい。」そう、それはトマトジュースでした。多分、トマトジュースを見たのは、その時が生まれて初めてだったと思います。テーブルまで運ばれたその飲み物に早速、口をつけました。「ぎゃっ!何じゃこりゃー!?」そこそこトマトは好きでしたが、そのトマトジュースは、少年の口には全く合いませんでした。数年前に亡くなった父も後年までよく覚えていましたので、余程、困らせたのだなあと思います。

その後、とにかくトマトジュースを避けてきましたが、大学生の頃、多岐川裕美が実においしそうに飲んでいる「トマト&レモン」のCMを見て、小学4年のほろ苦い記憶がよみがえりました。「だまされた積もりで飲んでみようか?」別に誰にだまされた訳でもありませんが、恐る恐る飲んでみました。「美味いじゃないか!」

それ以後、トマトジュースは私にとって、普通に飲むごく当たり前の飲み物になりましたが、小学4年の時のあの「阿蘇」での記憶は、本当に懐かしく思い出されます。旧型の古めかしい車両、白いテーブルクロス、鮮やかな赤い色の飲み物・・・。

そうそう、蛇足ですが、名古屋からの帰りは、親戚の叔父が私を送ってくれたのですが、関が原の下り線でのこと。「上りの線路がない。」と言うと、叔父は「東海道線は、ずっと複線じゃ。」と言って取り合ってくれなかったなぁ・・・。

ということで、欠番になっていたところに食堂車を追加いたしました(ナハネを5号車に、6号車にスシを設定)。霧島用「スシ48」(鹿カコ)です。実際の編成表でも借用された記録がちょこちょこあるようです。(2012.11.4追加)


C59 131牽引の下り「阿蘇」が機関区脇を通り抜けるところです。


同じく、C59 131牽引の下り「阿蘇」。


C59 131牽引の下り「阿蘇」が長い直線区間の築堤を登っているところです。http://www.youtube.com/watch?v=pZsymtLPshQ

@マニ72  ホビーモデルバラキット組立。
 わたしのすきな車両の一つ。荷物室扉の窓は、電車用の様に大きく、一つ一つ改造しました。この度、やっと完成。(2011.9.3new
 実物は、電車台枠を再利用した戦災復旧車ですが、車体は新製されたようです。
反対サイド
Aマニ74  ホビーモデルバラキット組立。
 わたしのすきな車両の一つ。2003.12.19完成。2010.10塗色変更。
 実物は、電車台枠を再利用した戦災復旧車で、車体は片方が半流型です。
反対サイド
Bスロ51  谷川バラキット組立。
 天賞堂のリクライニングシート取り付け。
Cオロ40  フジモデル塗済ボディー利用
 フジモデル塗済ボディーは「ぶどう2号」だったので、塗装を剥離し、「ぶどう1号」に塗り替えました。
 当鉄道では「いずも」と兼用で使用します。ただし、所属は「阿蘇」優先で「熊クマ」としました。
Dナハネ10  FUJIモデル塗済キット組立。
 TOMIXのシートを取り付 けています。
Eスシ48  急行「霧島」のページの谷川バラキット組立のEスシ48(11,12,16)「鹿 カコ」に対して、こちらは、ニワ「スシ37」WR改造SRの「スシ48」です。実物も同じ改造がされており、絞り折妻車の外観になっています。熟成中のページ「スシ48」参照。こちらのナンバーは1,2,3です。所属はやはり「鹿 カコ」で、もっぱら霧島用ですが、実際の編成表でも借用された記録がちょこちょこあるようです。(2012.11.4追加new) 
反対サイド (2012.11.4追加)
Fスハ43  谷川キット組立
 当鉄道では「いずも」と兼用で使用します。ただし、所属は「阿蘇」優先で「熊クマ」としました。
 ここの一連のスハ43系も組立後、かれこれ30年近くになりますでしょうか。
Gスハ43  谷川キット組立
 同じく「いずも」と兼用で使用します。
Hスハフ42  谷川キット組立
 「いずも」と兼用で使用します。
 エコーの端梁を取り付けています。 


一次側端面。左マニ72、右マニ74。


二次側端面。左マニ72、右マニ74。




スシ48完成(2012.11.4追加)

スシ48完成(2012.11.4追加)

下り急行「阿蘇」を牽引するC5956。(2013.1.1追加)
動画を追加しました。「C59オンパレード」ですhttp://youtu.be/xL5s1Sv1Nhw(2013.1.2追加)

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