伯備線のD51その1  (2020.4.27) (2020.6.7)(2021.1.2)(2021.4.11)(2021.6.6)

(2020.4.27)
私鉄電車の塗装の替わりに昨日取り出しましたのは、カツミのD51 。

伯備線のD51再現をもう数十年も前から夢見てましたが、他と同様なかなか進みません。 2019.1.1のご挨拶でも述べています。「伯備線のD51の3両とC58の2両は、少しずつパーツが付いていっていますが、まだまだ・・・」このD51の中の1両です。
カツミのD51ジャンク品をコツコツと配管や部品の手直しをしたり、ロストパーツの追加の取付けを施工中のものです。
もう既に5〜6年つついているでしょうか?
(2020.4.27)
これまでに交換した部品は、LP403前照灯、自連、デッキステップ、給水温め器、煙室ハンドル、シリンダー、バルブ前後蓋、シリンダー前後蓋、シリンダー排水弁、ドーム、砂箱蓋、砂撒管元栓、加減弁テコ、洗口栓、泥ダメ、渦巻チリトリ、補助油ポンプ箱、逆転機ネジカバー、逆転棒箱、安全弁座。 
(2020.4.27)
非公式側だけのものとして、反射板ハンドル、汽笛、発電機、缶水清浄装置、給水ポンプチリコシ、二子三方弁。
テンダーでは、前部後部ステップ、標識灯、LP42前照灯、電線管、テンダー台車端梁、などです。
(2020.4.27)
申し訳ありません。ふつうこんなことを一々列挙しないでしょうが、自分の覚えとして挙げると「フーン、結構金使ってるな!」と思うんです。
(2020.4.27) 
(2020.4.27)
そして昨日取付は、シンダー受、ドーム前踏台、汽笛引棒受、吹出し弁、キャブ吊環。集煙装置取付のため邪魔になる給水温め器からの配管の付け替えでした。これだけの作業でもたっぷり半日かかりました。
(2020.4.27)
あと大仕事の空気作用管取付と、気に入らないボイラーに付けている加減弁中間受けの交換、その他数点くらいだと思います。
写真では鷹取式集煙装置はボイラー上に置いただけの状態で、固定していません。この部品だけは塗装後取付でしょうか? 
(2020.6.7
空気作用管取付と、気に入らないボイラーに付けている加減弁中間受けの交換をしました。
空気作用管は、ロスト製の台座と0.25リン青銅線と6角ユニオンの組み合わせです。
(2020.6.7)
と言いつつ、空気作用管取付について我が鉄道標準は、ドーム前部を廻すだけ。T継手を使って各砂撒管まで配管するような技術は元よりありません。
 
(2020.6.7)
0.3の抑え金具で適宜、止めています。 
(2020.6.7)
これだけの工作で、またまた1日つぶしました。 
(2021.1.2)
「D51 473」です。
上の写真で若干デフの先端が外れ掛かっていたのですが、何れはそれを外し、この長野工場型デフに取り換え、「D51 473」にする積もりでした。長工式デフはサンゴ製のパーツセットを持っていましたが、中々手強そうなので、グズグズしていました。
ところが、キッカケってあるものですね。
(2021.1.2)
皆さん、12月発売の最新の「国鉄時代」64号をご覧になられましたか?
「長野型D51,命」というタイトルで中村研二氏の1/87,12mmゲージのD51が、ふんだんに(D51だけで8両)登場しています。またターンテーブルや扇形庫をはじめ長野機関区のモジュールなど、圧倒されます。D51のなかでも戦時設計の上面カットの煙室扉と長工式集煙装置や長工式デフの862号機が、最初のページで私の目を釘付けにしてくれました。
長工式デフの前部の取付ステーには、ちゃんと取付ボルトの表現がされています。1/87ですよ。1/80で出来ないとは言っておれません。実はこれもネックだったんです。
左:「D51 861」
(2021.1.2)
そのステーは、0.6Φで製作。デフ取付け部は平面にやすり、左右とも2個ずつ0.3Φの穴を明け、0.25Φの線を埋め込みました。デフ自体も下半分に0.8x0.8の補強アングルを半田付けしています。このアングルにも0.3Φの穴と0.25Φの線を埋め込むステーと同時加工をしています。
また、長工式デフを取り付けることにより、煙室側面が丸見えになるので、主蒸気管のカバーも両側とも簡単に制作し取り付けました。 
(2021.1.2)
この「D51 473」は、そもそも長野区の特徴ある代表的な機関車という印象もありますが、1970.3、新見区にやってきました。私の伯備線の実物写真のページ(1971.8.25撮影)で、誇らしげに3重連の先頭に立っています。1973.3伯備線無煙化まで在籍していましたが、その後浜田に移り、1975.1長門で廃車になっています。長工式集煙装置は後藤式(鷹取式?)集煙装置に変更されていますが、長工式デフはそのままでした。
(2021.1.2)
この「D51 473」も「D51861」と同様、ナンバープレートをどうしましょうか?思案するところです。どこか特注できたらいいんですが・・・
(2021.1.2)
後方より俯瞰。
(2021.1.2)
左が「D51 473」
ヘッドライトは寒冷地向けの250Wカバー付きを装備しています。
(2021.1.2)
非公式側。
(2021.1.2)
そもそも50年ほど昔に出会ったカマに一目ぼれ、やっと形になりそうですが、今年の夏にはちょうど50年になります。何とかその前には完成させたいものです。  
(2021.4.11) 
久々の更新です。 
「伯備線のD51その3」「伯備線のD51その2」と同様、集煙装置開閉用エアシリンダーを駆動するための空気作用管を取り付けました。
(2021.4.11)
「伯備線のD51その2」と同様、従台車に渦巻チリトリなどを添えて配管を表現しました。こちらは空気分配弁が一体表現された元々の従台車です。またこれも「伯備線のD51その3」と同様、機関区名札差のエッチング表現を研磨して平滑にし、番号板、札差、タブレットキャッチャーを取り付けました。
取り敢えず、番号板は「D51473」に雰囲気の近い「D51453」を取り付けました。
(2021.4.11) 
(2021.4.11) 
(2021.4.11) 
(2021.4.11)
ということで、伯備線のD51が3両、塗装待ちの状態に近づきました。今度のGWでは仕上げていきたいと思います。
(2021.4.11)
伯備線の雰囲気。D51重連で牽引する石灰石運搬列車。 
(2021.6.6)
やっと塗装をすることが出来ました。このつづきは、もうしばらくお待ちください。

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